介護の仕事の種類や内容、どれくらい詳しく知っていますか?
介護の仕事って種類も内容も色々あって、本当に分かりにくいですよね。
聞き慣れない介護用語も多くて、なかなか取っつきにくいイメージがあるのではないでしょうか?
今日はそんなお悩みを解決するべく、介護の仕事の種類や内容を分かりやすくお伝えしてきます。
さらに、介護の仕事に向いてる人や取るべき資格なども種類別にお伝え!
働いてみないと分かりにくい介護の仕事の実態も合わせてお伝えしていきます。
ぜひ参考にしてくださいね!
Contents
介護の仕事の種類と内容を「入居介護施設」ごとに分かりやすく分類!
介護の仕事の種類や内容を見ていく上で、まずは入居介護施設ごとに種類や内容を見ていきましょう。
読んで字のごとく、入居介護施設は「施設で介護を受けながら生活する施設」です。
入居介護施設とは、具体的に言うと、
- 特別養護老人ホーム
- 介護付き有料老人ホーム
- 認知症型グループホーム
- サービス付き高齢者向け住宅
- ショートステイ
などに種類が分かれますね。
それぞれの介護の仕事の種類・内容を詳しく見ていきましょう。
介護の仕事の種類と内容①特別養護老人ホーム
介護の仕事の種類と内容、入居介護施設の一つ目は特別養護老人ホームです。
特別養護老人ホームというのは一言で言えば、要介護3以上の寝たきりに近い身体状況の方が入居できる施設。
そのような特徴も相まって、介護の仕事の内容は比較的、身体的な介護が多いのが特徴の施設なんですね。
身体的な介助の主な内容は、
- 食事
- 入浴
- 排泄
- 着替え
- 口腔ケア
このような日常生活をしていく上で必要不可欠な作業を介助していくのが介護の仕事内容です。
また、入浴が難しい場合には、身体を拭いたりして清潔に保つようにしていくんですね。
そのほか、利用者が入居生活を楽しめるような、季節のお祭りなどのイベントを企画していくのも仕事内容の一つ。
介護が必要な状態であっても、やはり毎日の楽しみがないとつまらないですものね。
一方で、身体的な介助を多く必要とする方には、基本的に静かに過ごせるように介護していきます。
この辺は、その人に合わせた介護をしていく、というのが仕事内容として大切ですね。
介護の仕事内容に関連して、勤務形態は日勤や夜勤があります。
パート勤務などの働き方については、その施設にもよりますが可能なところが多いですね。
特別養護老人ホームのような施設での介護の仕事に向いてる人は、体力的にタフな方と言えるでしょう。
なぜなら、他の施設よりも身体的な介助が多いからなんですね。
体力自慢の方は、特別養護老人ホームの介護の仕事内容に向いてる人と言えそうです。
介護の仕事の種類と内容②介護付き有料老人ホーム
介護の仕事の種類と内容、二つ目は介護付き有料老人ホーム。
こちらの基本的な内容は、特別養護老人ホームと似ています。
また、特別養護老人ホームよりも介護度が低い方が多く集まる傾向がありますね。
これは、もちろん介護が簡単だということではありません。
介助の内容に少し違いがある、というのが実態でしょうか。
というのも比較的、身体が元気な方も多いのでイベントやレクレーションなども多く、利用者の方に楽しんでもらう内容が充実しているからなんですね。
介護の仕事内容に関連して、勤務形態は日勤や夜勤があります。
パート勤務などは可能なところが多いでしょう。
介護付き有料老人ホームの仕事内容に向いてる人は、実態としては「どれだけお年寄りのわがままに付き合える?」ということが大切になってきます。
やはり元気なお年寄りが多いですから、お年寄りの体力に合わせて、仕事内容のボリュームも増えがち。
気長な人やお年寄りのことを一番に考えられるような人が、実態としては介護付き有料老人ホームに向いてる人と言えるでしょう。
介護の仕事の種類と内容③認知症型グループホーム
介護の仕事の種類と内容、三つ目は認知症型グループホーム。
この施設形態は、認知症の方が集まって暮らしているアットホームな施設なんですね。
介護の仕事内容としては、特別養護老人ホームと似ていると言えるでしょう。
利用者もできる範囲で生活に必要なことは実践しながら、認知症の進行を遅らせる目的もあります。
とはいえ、認知症の方同士のケンカなどもありますので、常に見守りながらの介護が必要になりますね。
勤務形態は日勤や夜勤があり、パート勤務は可能なところが多いです。
認知症型グループホームに向いてる人は実態から言えば、心の広い人かもしれません。
やはり認知症の方は、話がなかなか進まないところがありますよね。
そんな中でも、穏やかに見守ってあげられるような人が仕事内容の実態からすると向いてる人と言えるでしょう。
介護の仕事の種類と内容④サービス付き高齢者向け住宅
介護の仕事の種類と内容、四つ目はサービス付き高齢者向け住宅です。
この施設自体では、介護保険サービスは実施していないんですね。
ですから、主な仕事内容としては、食事の提供や見守りなどを行う執事的な仕事を行います。
しかし、施設によっては介護保険サービスの区分まで行っているところもあるので確認が必要と言えるでしょう。
勤務形態は日勤や夜勤があり、パート勤務などはその施設にもよりますが可能なところが多いです。
高齢者向け住宅に向いてる人は機転がきき、比較的なんでもできる人が向いてるでしょう。
先ほどもお伝えした通り、介護の仕事というよりも執事的な仕事内容に近いからです。
介護に偏らず、お年寄りのお世話全般が仕事になるので、介護ばかりはちょっと・・・という方も向いてる人と言えますね。
介護の仕事の種類と内容⑤ショートステイ
介護の仕事の種類と内容、五つ目はショートステイです。
ショートステイは、主に短期間での入居生活を受け入れる施設ですね。
介護の仕事内容としては、施設での入居生活に不慣れな利用者の方もいるため、個々のケアが大切です。
また、ショートステイでも、特別養護老人ホーム同様に食事や排泄、入浴などの介助が主な仕事内容となってきますよ。
勤務形態についても、特別養護老人ホームと似ているところが多いです。
ショートステイの仕事内容に向いてる人は、目配り・気配りが得意な人ですね。
やはり、ショートステイには「入居介護施設の初心者」である方が多いです。
そのため、家に帰りたくなったり寂しそうにしている方も多いのが実態。
そんな時に、気配りをしてあげられるような人が向いてる人と言えるでしょう。
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介護の仕事の種類と内容「デイサービス」を分かりやすく説明!
介護の仕事の種類と内容、続いてはデイサービスの仕事内容について。
デイサービスは基本的に、朝にお迎えに行って、夕方のお送りまで介護をする施設です。
でも、デイサービスの種類によっても実態は違ってくるんですね。
たとえば、一般的なデイサービスのほか、
- 専門スタッフを置いてリハビリに力を入れているところ(デイケアともいう)
- 認知症専門のデイサービス
などが存在しています。
でも、介護の仕事内容はそこまで大きく変わりません。
つまり、朝お迎え〜夕方お送りまでの中で、入浴、昼食、機能訓練などを行います。
また、デイサービスでの仕事内容は、介護だけではないんですね。
季節のイベントを地域の方々やボランティアの方々と協力して、1日1日を目一杯楽しんでもらうように配慮します。
勤務形態では、日勤のところが多いですが残業などがある場合もあります。
デイサービスに向いてる人は、お年寄りを楽しませる気持ちが強い人と言えますね。
デイサービスでは、日々の生活を楽しんでもらえるように毎日イベントをやっているところも多いです。
日中、家にずっといてもあまり楽しめないお年寄りが集まることが多いからですね。
そんな中で、デイサービスでは明るく・楽しく振舞うことが大切になってきます。
ですから、デイサービスに向いてる人は、サービス精神旺盛な明るいキャラクターの方が向いてる人と言えるでしょう。
介護の仕事の種類と内容「ホームヘルパー」を分かりやすく説明!
介護の仕事内容、続いてはホームヘルパー。
ホームヘルパーでは、大きく分けて4種類の介護を、利用者宅へ訪問して行います。
では、その具体的な種類と介護の内容を見ていきましょう!
まずは、身体的介助の仕事内容について。
- 食事
- 入浴
- 排泄
など直接的な体のお世話を行います。
また、それに関わる準備や片付けなどもホームヘルパーが行うことが多いですね。
そして、生活援助の仕事内容は、身体介護以外の家事などを助ける仕事。
具体的には、掃除や洗濯、調理などを行います。
ホームヘルパーに向いてる人は、臨機応変な人と言えるでしょう。
というのも、ホームヘルパーの仕事は、個人のお宅にお邪魔して介護などの仕事をすることになります。
ですから、仕事環境はそれぞれ大きく変わってくるんですよね。
このような実態から、ホームヘルパーに向いてる人は臨機応変に対応できる人と言えるでしょう。
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介護の仕事の種類と内容「訪問入浴」について分かりやすく説明!
介護の仕事の種類と内容、続いては訪問入浴。
訪問入浴の仕事内容は、利用者宅のお風呂を使うことができる身体機能の方の場合であればその介助を行うことです。
また、それが難しい場合は、寝たまま入れるお風呂を部屋まで運び、入浴を行うんですね。
重労働になるので大変な仕事内容ではありますが、数人で協力して仕事をしていきます。
そのような点からも、訪問入浴に向いてる人は共同作業が好きな人と言えるでしょう。
仕事が終わった後には達成感がありますし、チームスポーツなどをやっている人が向いてる人と言えるかもしれませんね。
介護の仕事の種類と内容まとめ
介護の仕事の種類と内容について、ここまでお伝えしてきました。
基本的なものについてお伝えしてきましたが、介護の仕事の種類と内容は他にもまだまだあるんですね!
たとえば、ケアマネージャーや施設内で相談に乗る相談員の仕事などもありますが、資格を有するものも多いですね。
また補足として、直接的に身体に触れる介護の仕事は介護資格を持っている人が行うことになります。
民間資格の介護職員初任者研修や介護職員実務者研修、国家資格の介護福祉士などの資格が必要ですのでこちらも参考にしてみてくださいね。
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また資格を持っていない方でも、身体介護以外の部屋の整備などを行う介護補助や介護助手といった形で関わることができます。
一言で介護といっても、入居する方の特徴に合わせて、提供するサービスにも少しづつ違いがありますよね。
また、施設ごとに固有の特徴を持ち合わせていることもあります。
働きたい施設があれば直接確認してみることが大切ですよ。
あなたに合った介護の仕事が見つかると幸いです。
それではまた。