花粉皮膚炎の治し方とは?
花粉皮膚炎は花粉症と違い、まだまだ聞きなれない言葉ですよね。
ですがやはり花粉の力は恐ろしく、きちんとした花粉皮膚炎の治し方を知らなければ、どんどん悪化してしまいます。
今回は花粉皮膚炎の治し方について、詳しくお伝えしていきますので、参考にしてみてくださいね。
Contents
花粉皮膚炎の治し方!肌荒れやニキビとの違いで覚えておくべきことは?
花粉皮膚炎の治し方として、まずはじめに覚えておきたいのは、肌荒れやニキビとの違い。
というのも、ただの肌荒れやニキビだと思っていたら、花粉皮膚炎だった・・・ということがあるからなんですね。
つまり、花粉皮膚炎と肌荒れやニキビの違いを分かっていないと治し方も何もない、ということ。
では、一体花粉皮膚炎と肌荒れ・ニキビはどう違うのか?
花粉皮膚炎の場合は、頰や目の周りに蕁麻疹のような赤い湿疹が出ることが多いんですね。
これは、花粉が風に乗って当たりやすい面で炎症が起きやすいからなんです。
また、アトピーなどの皮膚炎は全身に出るので、花粉皮膚炎との違いも明らか。
一方で、肌荒れやニキビは湿疹とは症状が異なるので、こういった違いが一つの見極めと言えるでしょう。
そのほか、花粉の飛散時期に合わせて肌トラブルが起こることも一つのポイント。
花粉皮膚炎は花粉の時期にしかならないため、この時期に頰や目の周りに赤い湿疹が帯状に出ていれば、皮膚科を受診した方が良いと言えますね。
ちなみに、花粉症の場合は花粉で目がかゆくなるといった症状が出やすいのですが、花粉皮膚炎の場合もかゆみが出やすいのが特徴です。
肌荒れも乾燥などが原因でかゆみが出ることがありますが、保湿してもかゆみが治らない場合は花粉皮膚炎の可能性が高いということ。
ほかにも、もともと敏感肌で皮膚が弱い方は、花粉皮膚炎になりやすいので注意しておく必要があるでしょう。
花粉皮膚炎の治し方!目の周りやまぶた等マスクで防げない部分にはワセリンが効果的?
花粉皮膚炎の治し方として、目の周りやまぶたなどのデリケートな場所はどう対処したら良いでしょうか?
まず、目の周りやまぶたが花粉皮膚炎になった場合は、優しく洗顔することが効果的な治し方です。
つまり、目の周りやまぶたについた花粉を洗い流すイメージですね。
手で花粉を落とそうとしても、花粉が目に入ることもありますし、余計に皮膚にダメージを与えてしまうこともあります。
そのため、花粉皮膚炎で目の周りやまぶたがダメージを負っているときは、優しく洗顔するのが正しい治し方。
しかし、ゴシゴシと目の周りやまぶたを洗うのはだめです。
なるべく刺激の少ない洗顔料を使い、花粉を洗い流すようにしましょう。
そして洗顔後は、しっかり保湿をしておくことも花粉皮膚炎の治し方としては大切です。
同様に、花粉皮膚炎でかゆくても目の周りやまぶたをこすらないように注意してくださいね。
また、外出時はメガネやワセリンを塗って、皮膚を保護しておくと花粉が直接皮膚につかないので炎症が治りやすくなりますよ。
花粉皮膚炎の治し方!首の場合はどう対処?
花粉皮膚炎の治し方で注目しておきたいのは、首にまで花粉皮膚炎が広がった時のこと。
花粉皮膚炎は、基本的に花粉がつきやすい頰の部分を中心に、目の周りやまぶたに炎症が表れやすいんですね。
しかし、花粉皮膚炎が首にまで広がってしまうこともあります。
というのも、春先で暖かくなり、女性の場合は特に首周りを露出させてしまうことが多いからなんですね。
そのため、出かける際には襟が長いものやストールなどを巻くことがおすすめ。
また、室内に入る際にはしっかり花粉を落とし、上着などを室内干しした方が良いです。
それでも、どうしても首回りが出た軽装で出かけることもあると思います。
そのような場合には、目の周りやまぶたと同じように、ワセリンを塗っておくと良いですよ。
そして、花粉皮膚炎が首に出ている場合も、目の周りやまぶた同様に、優しく手で洗うようにしてください。
低刺激のボディソープや石けんなどを使うと良いでしょう。
そして、しっかり保湿しておくことが花粉皮膚炎の治し方としては大切ですね。
花粉皮膚炎の治し方は秋の花粉でもおなじ?
花粉皮膚炎の治し方は、秋の花粉でも同じなのでしょうか?
結論から言えば、花粉皮膚炎の治し方は、秋の花粉でも同様です。
秋の花粉は春の花粉ほど有名ではありませんが、イネやヨモギなどの花粉に弱い人の場合は、秋にも花粉皮膚炎になることがあるため注意が必要。
花粉皮膚炎は目の周りやまぶた、首など目立つ場所にできやすいため、なるべく早めに皮膚科を訪れることが望ましいです。
また、皮膚科ではパッチテストや血液検査で、簡単に花粉皮膚炎かどうか調べることもできますよ。
花粉皮膚炎の治し方を参考に、つらい花粉皮膚炎を乗り越えていきましょうね。